iPadをMacのサブディスプレイとして使えるSidecar(サイドカー)。
Sidecarの接続方法はWi-FiとBluetooth経由の無線接続とケーブルを使う有線接続の2種類がある。
バッテリー管理や動作の安定性の理由から、私は有線接続で使うことが多い。
とはいえ、有線接続だとちょっと使いにくいシーンもある。
そこで、この記事では有線接続でSidecarを使うメリットとデメリットを紹介したい。
Sidecarを有線接続で使うメリット
iPadの動作が安定する
Sidecarを有線接続で使う最大のメリットが、安定した接続と動作。
SidecarはWi-FiとBluetoothによる無線接続もできる。しかし、無線で使っていると接続が頻繁に切れ、ちっちゃなストレスが積み重なるのだ。
生産性を高めるべくサブディスプレイを使っているのに、これでは意味がない。
どうせ、家にいるんだからと有線接続でSidecarを使ってみたら意図しない接続切れが発生せず安定感抜群。
意図しない接続切れに邪魔されずに、作業に集中できるようになった。
iPadのバッテリー切れの心配がない
Sidecarを有線接続で使用するとMacからiPadへ給電が行われ、バッテリー切れの心配がない。
無線でSidecarを使用中のiPadはバッテリー消費がいつもより早い。
常にディスプレイがONだし、無線接続ではMacと頻繁に通信するからだろう。
Sidecarを有線接続することで、iPadのバッテリーを気にせず作業に没頭できるのでおすすめだ。
私の場合、Sidecarを使うのは腰を据えて集中して取り組みたい作業の時だ。
そんなときにiPadの充電をいちいち気にしていられないから、iPadへ給電しながら使えるメリットは大きい。
Sidecarを有線接続で使うデメリット
Macのアクセサリーが制限される
私の使っているMacBookAir(M1)にはUSB-Cポートが2個しかない。
そのため、MacBookの充電に1個、Sidecarの有線接続に1個とすると、他のアクセサリー類が使えない。
例えば「外付けHDDのデータを見ながら作業したい。」ときは、MacBookから充電ケーブルを抜いて、外付けHDDをつけるという一手間が必要になる。
よくある事ではないし、ちょっとした手間なのだが毎回だと煩わしく感じる。
ちなみに、MacBook ProはUSB-Cポートが4個あるので問題にならない。
ケーブル類がごちゃつく
そもそもiPadをサブディスプレイにするくらいなら、大きなPCモニターを買った方が良い。
それにも関わらずiPadをサブディスプレイ化するのは、外出先で使いたいとか、デスクが小さい中でもマルチディスプレイ環境を作りたい時ではないだろうか。
なので、ケーブルがごちゃつくのは少なからずマイナスだ。作業スペースが減ってしまう。
ただし、この問題は短いUSB-Cケーブルを購入することで解決するので大きな問題にはならない。
iPadを置く位置によってケーブルの長さは決めよう。
左にMacBook、右にiPadなら0.9mくらいがおすすめ。
左にiPad、右にMacBookの場合は0.3mでも十分だ。
Sidecarを安定して使うなら有線接続がおすすめ
Sidecarの有線接続によるデメリットも紹介したが、私はSidecarは有線での使用をおすすめする。
有線接続の安定性と使いやすさにくらべたら、大した欠点ではないからだ。
Sidecarの接続安定性で悩んでいる場合は、有線接続を一度お試しあれ!
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