各メーカーから様々な製品が出揃いつつある、紛失防止タグ。
その中でも2021年4月にAppleから発売されたAirTag(エアタグ)は、高い完成度で人気の製品だ。
早速、その性能をレビューしていこう。
- 圧倒的なユーザー数だから見つかる
- 正確な場所を見つける機能が有能
- 音を鳴らしてタグの位置を特定
- 電池交換できるから長く使える
- 厚みがあるので長財布に不向き
- 他の紛失防止タグよりちょっと高い
AirTagのスペック・特徴
サイズ | 31.9×31.9×8 mm |
---|---|
重さ | 約11g |
防沫性能、耐水性能、防塵性能 | IP67等級 |
バッテリー | CR2032コイン型バッテリー |
パッケージ内容 | Air Tag本体 クイックスタート |
AirTagのパッケージから見ていこう。
Appleらしいシンプルなデザイン化粧箱から取り出すと、本体とクイックスタートがお出ましだ。
付属品はクイックスタートだけという潔さがAppleだよね。
AirTag本体はAppleロゴが刻印されただけなシンプルなデザイン。何度見ても秀逸な企業ロゴだよね。
AirTag本体の背面は真っ白なタイルのよう。ふつくしい。
新品の状態では絶縁テープが挟まっているので、引き抜いてから使う。
AirTagのサイズは直径31.9mm、厚さ8mmとなっており、身近な物の大きさだとSDカードに近い。
ちなみにショコラBBの蓋とほぼ同じ直径だったりする。
厚さ8mmは実際に目にするとそこそこ分厚いので、入れられるお財布を選びそうだ。
絶縁テープを抜いて、iPhoneを近くに持っていくだけでAirTagとの接続が始まる。
AirTagは名称を設定できるので、わかりやすい名前をつけておこう。
名称は初期設定で以下の11種類から選択できる。
- カメラ
- ジャケット
- バックパック
- ハンドバッグ
- ヘッドフォン
- 鍵
- 財布
- 傘
- 自転車
- 手荷物
- カスタム名
カスタム名を選択すると好きな名前をつけることができる。
名称の変更は後からも可能で、AirTagを取り付けるアイテムが変わったら名称を変更できる。
AirTagのおすすめポイントをレビュー
AirTagのおすすめポイントを簡単にまとめると
- 圧倒的なユーザー数だから見つかる
- 正確な場所を見つける機能が有能
- 音を鳴らしてタグの位置を特定
- 電池交換できるから長く使える
それぞれのメリットを紹介していく。
圧倒的なユーザー数だから見つかる
AirTagなどの紛失防止タグは、同じ製品を利用する人同士でお互いのタグの位置を更新することで紛失物の位置がわかる仕組みだ。
AirTagはiPhoneなどApple製品の「探す」ネットワークがこの機能を担う。
日本のスマホ市場は約6割がiPhone。そのため、探すネットワークもより精密になる。
お財布やカバンを無くしても、2人に1人が探し物を手伝ってくれているようなもの。かなり優秀なネットワークと言える。
正確な場所を見つける機能が有能
AirTagはBluetoothに加えて、UWB(超広帯域無線)という無線通信を採用している。
近くにあるはずなのに見つからない時に、距離や方向など詳しい情報を提示してくれるのだ。
この矢印に従って周辺を探していくと…
後述する音を鳴らす機能と組み合わせれば、家の中での探し物ならほぼ100%探し出せる。
音を鳴らしてタグの位置を特定
AirTagはiPhoneと接続された状態では、iPhoneから音を鳴らして場所を知らせてくれる。
AirTagのスピーカーは背面に設置されており、デザインを損なわない工夫も見事だ。
音の大きさも十分で、家の中での探し物なら音だけを頼りに探し出せる。
出発前に家の鍵をどこに置いたかを忘れて慌てる心配はもうない。
電池交換ができるから長く使える
AirTagは自分で電池交換ができ、長く愛用できる。
電池は「CR2032」というコンビニでも売っている一般的なボタン電池だ。
流石に4,000円のデバイスを使い捨てはできないので、電池交換できるのは大きなメリット。
AirTagのいまいちポイントをレビュー
- 厚みがあるので長財布に不向き
- 他の紛失防止タグよりちょっと高い
厚みがあるので長財布に不向き
AirTagは厚みが8mmある。
バッグやキーケースに取り付ける分には全く問題ないのだが、お財布に入れようとすると気になる厚みだ。
私は長財布の札入れを使用しているので、AirTagを入れると財布の形が変わってしまうので、取り付けるのを諦めた。
薄めの財布を使用している人は、カードタイプの紛失防止タグがおすすめだ。
他の紛失防止タグよりちょっと高い
Apple製品なので覚悟はしていたが、他メーカーの紛失防止タグと比較する価格が高い。
公式サイトで購入する場合、4,980円。Ankerやtileなどの主製品が3,000円で購入できることを考えると強気な設定だ。
ただし、Amazonなどではサイレントセールが行われていることが多く、3,000円弱で購入できることもある。
急ぎで必要でない場合は、上手にタイミングを見計らって購入しよう。
AirTagのレビューまとめ
忘れ物や、どこに物を置いたのか忘れやすい人におすすめの紛失防止タグだ。
使用にはAppleのデバイスが必要になるが、「探す」ネットワークは強力だ。
iPhoneのデフォルトアプリなのでUIがシンプルで使いやすいのもグッド。
AirTag用のアクセサリーがたくさん出ているので、自分好みに仕上げるのも楽しい。
iPhoneユーザーであれば買って後悔しないデバイスなので、ぜひ購入を検討してほしい。
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