銀行口座を6個持つことになり、最初の頃はてんやわんやでしたがエクセルで管理するようになってからは、割とマシになってきました。
エクセルめっちゃ便利で家計簿にも、パスワード管理にも使っています。
この記事では複数の銀行口座を1つのエクセルシートにまとめ、一目で自分の資産がわかるようにしてみた物をご紹介します。
あくまで私オリジナルなので、私の使いやすさ優先になっています点をご了承ください。
今回作成するエクセルシートの完成形
このエクセルシートでやりたかった事を以下にまとめます。
・口座間の資金移動を明確にする
・「収入」「支出」を「口座毎」に振り分けられる
・関数は少なめに!
・複数口座の合計金額を総資産として算出
大枠の作成
完成形のエクセルシートを参考に自分の持っている銀行名毎に列を作成します。
色分けをしておくと、見易くなるのでオススメです。
後は、「日付」、「項目」、「収支」、「宛先」をそれぞれ作成しておきます。
口座間の資金移動を明確にする
私の場合、お給料の振り込まれる口座から貯金専用口座にお金を振り分けるので、毎月一定額の送金があります。
これを簡単に記入できるように、まず下準備をします。
お金が入ってきた場合を「収入」、お金が出て行った場合を「支出」にします。
エクセルの関数を使う時に気をつけたいのが、半角、全角、小文字、大文字を違う文字列として認識する事です。
例えば、「エクセル」と「エクセル」では違うものと認識されるわけです。
なので、入力ミスを減らすために「収支」と「宛先」はプルダウンのリストから選択できるように設定をします。
「収入」と「支出」をプルダウンから選択
完成形のイメージは上の画像です。
①プルダウンを設定したい列を選択
②リボンの「データ」から「入力規則」を選択
③「許可」を「リスト」、「元の値」を「収入」、「支出」と設定し「OK」
④設定完了
列を選択して、「データ」中の「入力規則」を選択します。
すると、以下のウィンドウが出ます。
上の画像にあるように、「許可」を「リスト」を選択して、「元の値」に「収入,支出」と入力しましょう。
収入と支出の間は「,」(コンマ)で繋ぎます。
宛先の銀行をプルダウンから選択
同様に宛先の銀行もプルダウンリストから選択できるようにします。
ここまでが下準備です。
if関数を使って計算式を振り分け
「収入」の時は元の金額にプラスして、「支出」の時は元の金額からマイナスする仕組みをif関数を使って実装します。
関数と聞いてアレルギーが出そうな方コピペで大丈夫です。
=IF($E4=”A銀行”,IF($D4=”収入”,G3+$C4,G3-$C4),G3)
まずif関数の簡単な説明から。
=if(条件式,条件式成立時の処理,条件式不成立の処理)
プログラムの意図している順番は以下の通りです
①A銀行を指定したら、足し算か引き算を行いなさい。
②A銀行が指定されていないなら、計算はせず上のセルを返す。
③A銀行が指定されて、「収入」になっていたら足し算、そうでない場合は引き算をしなさい
まず最初のif関数で、「E4セルが「A銀行」だったら」と仮定しています。
そして「A銀行」の時は入れ子になっているif関数を参照しなさい、「A銀行」ではない場合はG3セルの値を返せという文です。
入れ子になっているif関数はD4セルが「収入」だったらG3セルとC4セルを足しなさい。
そうでない時(=支出の時)はG3セルからC4セルを引きなさいという文章です。
これで「収支」の列が「収入」か「支出」で処理を変更でき、「宛先」を指定する事で金額を変更したい銀行のみの金額を変更できるという寸法です。
複数口座の合計を総資産として計上
複数ある口座の残高を全て合計して総資産として計上します。
使う関数はsum関数。
sum関数はエクセルでも一番使われる関数なので馴染み深いと思います。
=sum(計算範囲)
計算範囲内の数値を合計した数値を返してくれます。
もちろん選択範囲はそれぞれの銀行口座の範囲です。
(私はお小遣いも含めて資産にしているので、上の画像ではお小遣いも範囲に含まれています。)
口座管理の手間をエクセルを使って軽減!!
銀行口座は複数持つ事で、得られるメリットがあります。
しかし、口座が増えてくると管理が面倒臭くなってくるのも確かですし、手間が増えます。
流石に記憶力だけでお金の管理をするのは怖いので、エクセルを使って口座管理をしてみてはいかがでしょうか。
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