新入社員研修で「社会人なら簿記はあった方が良い」と言われて、取得した簿記3級。(なお、配属は経理ではない模様…)
70点合格の試験に71点でギリギリ合格した勉強方法を紹介する。
参考書より問題集を重視
簿記検定は記憶に頼った暗記だけでは合格できない。
簿記の用語は理解している前提で、問題を正確に解けるようになることが合格への近道だ。
その為、実際に問題を解きながら、わからない単語を参考書で調べるという方法がおすすめ。
下記からは、実際に使用した教科書と問題集を紹介する。
教科書:スッキリわかる 日商簿記3級
とにかく取っ付き易く、解説を読む心理的ハードルを下げてくれる。
猫のキャラクターが漫画風に取引の内容と簿記の記載方法を解説するので、簿記の難解なイメージを易しくしてくれる。
堅苦しい専門書は結局使わないので、簿記三級程度であれば、この本くらいポップな方が使いやすい。
問題集:超スピード合格!日商簿記3級実戦問題集
問題を解いてみて解説で覚える!というスタイルにおすすめ。
沢山間違えて覚えるタイプなので、回答・解説が分厚い問題集を選んだ
加えて、回答用紙が別途ダウンロードできたのも魅力。
勉強の度に、仕訳表を書くのは面倒だったので活用した。
ブックスタンドがあると問題と解答を交互に見てノートに書き込めるので、おすすめ。
具体的な勉強方法
大きく分けて3ステップに分けて勉強した。
第一ステップ:解答の型を覚える
第一ステップは答えの型を覚える。
簿記の仕訳を初めてみる初心者だったので、正しい解答イメージを取得したかった。
解説の詳細が分からなくても解答を見ながらでも、問題を解ききることを徹底した。
第二ステップ:暗記のアウトプット
第二ステップは暗記したことの確認。
第一ステップの内容をどれだけ暗記できたか、解答を見ずに自力で解き切る。
この時は間違っても良いので、最後まで回答を出すことを意識した。
当然、間違えてばかりなので解説を見ながら「納得」して間違いを修正していく。
解答を見ずに正答をできるようになったら、最後のステップ。
最終ステップ:早く正確に!反復練習
最終ステップは、とにかく反復練習。
簿記検定は60分のテスト。モタモタしていると時間切れになる可能性が高い。
早く正確に答えられるようになるまで、反復して問題を解く。
答え合わせは一問一答で、解いた後すぐに解説を読んで○×をつけた。
問題→回答→答え合わせのサイクルで自分の苦手とする問題には付箋を付けて、繰り返し解いた。
大学の受験勉強もこれくらい一生懸命やればよかった。
仕訳の可否が簿記三級合格の全て
第一問の仕分けが完璧ならば、合格できると言っても過言ではない。
もう本当に基本。仕分けができないと、第二問以降も詰む。
仕訳に勉強時間を多くかけるのが合格への近道。
資格試験はパターン問題と割り切れば、実務経験がないことはハンデになりづらい。
合格までの勉強時間
毎日2時間くらいを1ヶ月半続けた。
2時間あると1日8問くらい解ける。土日は図書館にこもって半日くらい。
一人暮らしの社会人は残業を極力減らさないと確保できない時間だと思う。もしくは、土日にまとめて勉強するしかない。
勉強場所は自宅か図書館
平日は自宅。土日は地元の図書館を活用した。
場所が変わることで、新鮮味がありやる気が出るし、自宅よりも誘惑が少ない図書館がおすすめ。
カフェだと注文したり、話し声、長時間の占有など色々気を使うのだ。
勉強すれば合格できる
日商簿記3級は、勉強時間さえ確保できれば難しいテストではない。
簿記3級で一生食えるわけではないが、転職や部署異動の際には武器の一つになる。(現場職から内勤に異動したかった私のように…)
ギリギリでも合格ならば資格欄に記入できる。
でも、これから勉強する人は余裕で合格できるように勉強してね。
他資格の勉強方法を紹介
・知的財産管理技能検定(公式HP)
三級知的財産管理技能士(管理業務)※国家資格
・ファイナンシャルプランナー(公式HP)
3級FP技能試験※国家資格
2級FP技能試験※国家資格
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