知的財産管理技能士という資格を取得しました。
知的財産管理技能士には3級から1級まで資格の段階があり、私は3級を取って勉強をやめました。
知的財産管理技能士はマイナーですが、知的財産に関する国家資格の一つです。
SNSや、ネット文化の発展で個人でも著作権のことに関わる機会が増えました。
少しでも興味を持ったら、勉強しておいて損は有りませんよ。
知的財産管理技能士とは、どんな資格?
そもそも、知的財産管理技能士とは「知的財産の管理を手伝える人」です。
知的財産とは「人のアイデアやイメージ」だという理解で大丈夫です。
例えば、何か画期的な発明をした!となればその発明を他の人が簡単に盗んでいってしまっては困りますよね。
そこで、発明を守ろうとするのが特許です。
特別な発明だから、みんなが使えるようにしたいけど、一定期間は発明したに有利にしようね!という考え方です。
本や、音楽というのも知的財産に含まれます。
なので、私が今書いているこのブログも知的財産だったりするわけです。
財産という字が入っていますので、価値があるものということです。
そこのあなた、このブログに価値ないじゃんって思ったでしょう。
先生、全部知ってるんだからね!
無価値だと思うこのブログも誰かの役に立っているかもしれないじゃんか!
何はともあれ、基本的にアイデア(=知的財産)というのは目にみえません。
なので、管理をするにも色々とルールがあります。
管理のルールを知っていて知的財産の管理をする「お手伝い」ができるのが知的財産管理技能士です。
知的財産管理技能士資格取得の難易度
知的財産管理技能士の難易度は比較的低く、簡単です。
ポピュラーな資格でいうと危険物の乙4くらいの難易度でしょうか。
合格率も60%前後と、勉強さえしておけばまず合格できる資格であると言えます。
知的財産管理技能士3級の問題は、社会常識のようなことが問題になっています。
過去問も公開されてますので、見ていただくと参考になると思います。
私も特に一生懸命勉強した記憶はありません。
本屋さんで一冊、参考書を買って通学中に読むだけでした。
勉強して思ったのは、意匠権とかなんぞ、実用新案権とか初めて聞いたぞ、くらいです。
うーん、特許って期限あるのとかそんな感じです。
身近なことがテーマになっているので、勉強していて楽しかったですね。
®このマークの意味とかあんまり知っている人いないので、話のタネになりますよ。
ちなみに登録商標のマークです。(付ける付けないは自由)
資格取得の難易度は高くないですし、資格試験ってどんなもんかな?という試し打ちにはもってこいです。
知的財産管理技能士の試験問題
知的財産管理技能3級の問題は、学科試験と実技試験の2つ有ります。
3級は学科、実技ともに選択式の問題なので、運に自信のある方は鉛筆を転がしても受かるかもしれません。
学科試験は全30問、45分のマークシート方式です。
実技試験も全30問、45分までは一緒ですが、記述方式となります。
しかし、知的財産管理技能士検定3級の記述方式はほとんどマークシートと同じです。
回答方式が記述になるだけで、解答欄に1、2、3と書き込むだけです。
特別に文章を書く必要は有りません。
マルバツと、単語を書き込む問題もありますが、語群から選ぶパターンです。
受けてみると、全部マークシートにすればいいのに?と素朴に疑問に思います。
知的財産管理技能士3級の使い道について
正直、使い道はありません。(私の場合ですが)
資格取得から3年ほど経ちますが、利用したことありません。
一応、国家資格なんですけどね。
でも意外なことに就活中はよくこの資格のこと聞かれました。
(カッコ内は私の答え)
・なんで取ったの?(オリンピックで騒がれた時期だったから)
・どういう資格?(知的財産の管理業務のお手伝いができます)
・なにができるの?(特許とか、意匠権とか他の勉強していない人よりは抵抗が少ないです)
とかですね。マイナーな資格ゆえに興味を持たれたようでした。
もしくは、企業にとっては知的財産というのは大変重要なので、聞かれたのかもとか思っています。
まぁ、おそらくは興味本位というところですかね。
これ一枚でご飯食べていける資格ではありませんが、興味を持たれた方は取るだけ取っておくと良いと思います。
難易度はかなり優しめです。
などとほざいておりますが、私は実技試験に一度落ちています。
学科だけ受かって、そのあとに実技だけ受け直しました。
3級取得後、2年以内に2級を受ける必要がある
知的財産管理技能士は3級の受験は誰でもできますが、2級からは実務経験だったり、単位が必要だったりと条件がつきます。
それらの条件を満たさない人は3級を受験後、2年以内に2級を合格しないと受験資格が無くなります。
私は無事3級の資格を取りましたが、その後の勉強はやめました。
そもそものきっかけが、「知的財産ってなんぞ」という点だったので、それがある程度達成できたからいいやってなっちゃいました。
今のところはこの資格で、給料増えるとかいう資格でもありませんし。
要するに飽きたという話です。
だって2級から急に細かくなるんだもの。
知的財産管理技能士3級を勉強するきっかけ
あるとき、ある大会のマークが話題になったことがございまして、「なんでこの人こんなにたたかれてるの?」という素朴な疑問が生まれました。
ので、実際のところ「何が問題なのか知りてぇ―」ってなったのがきっかけです。
一応、物を作る学科にいましたので、自分が作るものに責任を持たなあかんという意識高い大学生だったわけですよ。
知的財産管理技能士3級を目指す方へ伝えたいメリット、デメリット
知的財産管理技能士を受けようと考えている方は以下のことを意識して頂ければ良いかな?と思います。
メリット
・話のタネになる
・能力証明になる
・今後、(おそらく)重要性が増す
デメリット
・これ一枚でどうこうなる資格ではない
・2級を受ける時に3級合格後2年以内という縛りがある
頑張ってください。
何度も書きますが、3級は難しい資格ではありませんよ。
慢心、だめ、絶対!
マイナーな資格ゆえ、大きな本屋さんでしか参考書が売っていないのが残念ポイントです。
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