【骨髄提供体験談①】ドナー選定通知から血液検査まで【末梢血幹細胞採取】

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骨髄提供体験談①のアイキャッチ
2022年、冬。末梢血幹細胞採取で骨髄提供のドナーとなった。

選定通知が来てから、経験談をたくさん調べた。そのどれもが参考になった。

そこで、私も骨髄提供ドナーの経験談を残しておこうと思う。一度に紹介するには長すぎるので、フェーズごとに5記事に分割した。

  1. ドナー選定通知から血液検査まで
  2. 血液検査から最終同意まで
  3. 最終同意から入院まで
  4. 入院から採取、退院まで
  5. 退院後の生活

まずはこの記事で、ドナー選定通知から血液検査までの流れを時系列で紹介する。

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ドナー候補通知

SMSと郵送で通知される

ある日、家でゴロゴロしているとスマホに一件の通知が届いた。

なんだろう?今月の電気代の通知だろうか?

「日本骨髄バンクからのお知らせ」

うーん?なにやら、雰囲気変わったな…

以下、通知の全文を載せておく。
日本骨髄バンクから骨髄ドナー選定のSMS通知

「【日本骨髄バンクからのお知らせ】あなたとある患者さんのHLA型が一致し、ドナー候補者に選ばれました。詳細は https://www.jmdp.or.jp/○○○ をご覧ください。ご回答は3日以内を目途にお願いします。 ログインの際は、以下のログインIDが必要となります。 ログインID:  お問い合わせは、初期担当フリーダイヤル 0120-○○-○○まで。ドナー登録の心当たりがない方は、お手数ですが上記フリーダイヤルまでご連絡ください。」

HLA型とかよく分からないが、とりあえず骨髄提供のドナー候補に選ばれたらしい。

ドメイン名やフリーダイヤルを検索してみたが、どうやら詐欺では無さそうだ。

WEBからの回答期限は3日。意外と短い。悩んでいる時間は無さそうだ。

提供する意思で登録したのに選ばれてみると、不安と緊張感が出てくる。

どうしようか?でも、せっかく選ばれたなら、提供してみたい!骨髄提供は実際どんな感じで行われるのか興味もあるし!

なお、翌日に郵便ポストに同じくドナーの候補選定のお知らせと問診票が届いていた。

両親に説明

骨髄ドナー登録は3年ほど前に献血ルームでした記憶があり、提供の意思もある。

しかし、両親は私がドナー登録していると知らなかった気がする。とりあえず、両親に連絡だ。

父親は以前、会社の人が提供した事があるらしく、おおむね了承してくれた。母親は難色を示しつつも、私の頑固な性格を知っているので、最後は了承してくれた。

家族の同意は最終同意の時に必要になるので、早めに伝えておいた方が良いと思う。

WEB問診票を回答

提供意思の有無や、既往歴などの健康状態の質問に答えていく。所要時間は20分弱くらい。

提供の意思がない場合も、次の候補者選定をスムーズに進める為に回答する必要がある。

回答の翌日 担当コーディネーターの決定

問診の回答翌日に担当コーディネーター決定のお知らせが届いた。

これからは担当コーディネーターさんに、説明してもらいながら、ドナー選定を進めていく。

これから、約4ヶ月間お世話になるコーディネーターさんの名前はTさんとする。コーディネーター決定のお知らせの中には連絡先も記載されている。

回答の3日後 担当コーディネーターから連絡

問診票の回答から3日後、担当コーディネーターのTさんから電話で連絡をもらった。

電話口の話し方でわかる。絶対に良い人。言葉遣いが丁寧過ぎて、恐縮しちゃうぜ。

お互いの自己紹介と、これからのおおまかな日程を説明してもらう。

骨髄提供は最速でも2ヶ月後になるらしい。姉の結婚式が1ヶ月後に控えていたので少し安心した。

まずは、ドナー登録時と血液の状態が変化がないかを調べるために血液検査を行うとのこと。基本的に平日になるので、有給を取らねば。

血液検査は大学病院クラスの大きな病院で行うようだ。先生と自分の日程を合わせるべく、候補日をいくつか答えて会話終了。

血液検査の日程が決まり次第、連絡がもらえるとのこと。

選定通知から1週間後 血液検査の日程が決定

血液検査の日程が決まったとTさんから電話をもらった。2週間後に地元の国立大学の大学病院で行うとのこと。

その翌日に、郵送で時間と場所が伝えられる。連絡は毎回、電話と郵送の2ルートからなんだね。

大学病院まで住んでいる所から少し遠いな、と思っていたが、血液内科は大きな病院じゃないと専門の先生が居ないらしい。

血液検査前日は筋トレなどの激しい運動はしないように伝えられる。特に、若い男性は血液の検査値に反映されやすいらしい。

とにもかくにも、この血液検査を通り抜けないとドナー候補脱落となってしまうので、安静に過ごそう。

ここまで約10日間。かなりスピード感がある。

ここから、さらに駆け足で骨髄提供まで突き進んでいく。

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