松山城は標高132mの山頂にある。
観光目的であれば、ロープウェイの利用が一般的だ。
私も早速、ロープウェイに乗ろうとしたのだが、ロープウェイ乗り場にはもう一つ魅惑の乗り物が。
それが「松山城リフト」だ。
一人旅でこんなに面白そうな乗り場あれば乗ってみるしかない。
この記事では、松山城のリフトについて紹介する。
松山城の基本情報
松山城は江戸時代以前に天守が建造された現存十二天守の一つだ。国の重要文化財にも登録されている。
天守は江戸時代後期に再建されたもので、現存十二天守の中で最も新しい。とはいえ、再建が黒船来航の前年(1852年)なので、170年以上松山の市街を見守っている。
ちなみに現存十二天守の中で最も古い推測されるのは、「松本城」。(推定大天守建造:1615年。お城の築年数は推定によるものが多く、あくまでも「一番古そうだ」の認識らしい。)
松本城に観光に行ったときのレポートは「【岐阜→長野】松本城へ弾丸日帰り旅行②!松本城へ着いたらボランティアガイドを頼もう!」で紹介している。

松山城のロープウェイ・リフトの概要
営業時間
区分 | 期間 | 営業時間 | 定休日 |
---|---|---|---|
ロープウェイ | 2月~7月 | 8:30~17:30 | 無休 |
8月 | 8:30~18:00 | ||
9月~11月 | 8:30~17:30 | ||
12月~1月 | 8:30~17:00 | ||
リフト | 通年 | 8:30~17:00 |
(参考:松山城 公式HP ロープウェイ・リフト料金・営業案内)
期間によって営業時間が異なる点に注意だ。
利用料金
区分 | 往復券 | 片道券 |
---|---|---|
大人 | 520円 | 270円 |
小人 (小学生) | 260円 | 140円 |
(参考:松山城 公式HP ロープウェイ・リフト料金・営業案内)
往復券が20円安い。ロープウェイとリフトで往復を予定している場合は往復券がお得だ。
ロープウェイとリフトは共通券なので往路はロープウェイ、復路はリフトという使い方もできる。
運行間隔と所要時間
区分 | 運行間隔 | 所要時間 |
---|---|---|
ロープウェイ | 10分 | 約3分 |
リフト | 常時 | 約6分 |
ロープウェイとリフトの架線は並行して走っているので、リフトに乗っているとロープウェイに抜かれていくのを見られる。
ロープウェイは満員でも、リフトは一人専用なので混雑が苦手な人におすすめだ。
逆に、グループで会話を楽しみたい人はロープウェイの方が楽しいかもしれない。
実際にリフトで松山城へ
リフト乗り場
ロープウェイ乗り場とリフト乗り場は同じ場所にある。
並び口が違うので、看板がある分かれ道でロープウェイかリフトに乗るかを決める。リフトは小学生から乗れるようだ。
家族や友人同士なのでグループで、どちらに乗るのか揉めているシーンを目撃したので、あらかじめ決めておくと良いかも。
リフトは一人一台
リフト乗り場には、介助してくれるスタッフの指示に従う。
一人用の椅子が流れてくるので、指定の場所で立って待ちながらリフトが来たら座って乗る。
体を固定するシートベルト的なものは無い。下手に動くと普通に落ちそうになる。スリリング!手すりをしっかり握り、手荷物は落とさないようにしよう。
リュックサックなどは体の前に抱えるようにして持つ。
リフトから見る景色
リフトは360度視界が開けている。往路の松山城に近づくワクワク感と、復路の松山市街を見下ろせる景色が最高だ。
また、足元には「ことばの落とし物」という川柳があり、それらを読むだけでも楽しい。
- 往路:ことばの落とし物
- 復路:松山市街
リフトはロープウェイよりもゆっくりと進むので、景色を存分に楽しめる。今回は春だったので桜を間近に見られた。幸せ。
松山城へはリフトがおすすめ
半分、ノリで乗ってみた松山城のリフトだが、思いの外スリリングで楽しかった。
登頂と下山にロープウェイの倍近い時間が必要だが、ゆっくりした時間を過ごすのに最適。
スマホを落とせないから、景色と「ことばの落とし物」を眺めながら松山観光に想いを巡らせてみてはいかがだろうか。
今度は自分の足でお城まで行ってみようかな。
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