青森県にある世界遺産「山内丸山遺跡」へ行ってきた。
修学旅行でもない限り行くことはない!と思っていたが、実際に訪れてみると教科書の中にあった縄文人の暮らしを身近に感じられる良い史跡だった。
特別歴史好きなわけでもない私が楽しめたなら、他の人も楽しめるポイントがあるんじゃないだろうかということで、三内丸山遺跡観光を紹介する!
三内丸山遺跡とは
三内丸山の読み方は「さんないまるやま」。縄文時代にあった一大集落の遺跡だ。
史跡名 | 三内丸山遺跡 |
所在地 | 〒038-0031 青森県青森市大字三内字丸山305 |
開場時間 | 9:00〜17:00 9:00〜18:00(GW、6/11〜9/30) ※入場は閉館の30分前まで |
電話番号 | 0177-668-282 |
駐車場 | 大型車約10台 普通車約500台 |
URL | https://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/ |
おすすめ度 | ★★★★ |
竪穴式住居と六本柱建物が教科書に載っていた記憶があるが、詳細な説明はWikipediaから引用する。
三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)は、青森県青森市大字三内字丸山にある、縄文時代前期中頃から中期末葉(約5900-4200年前)の大規模集落跡。
参考:Wikipedia 三内丸山遺跡
三内丸山遺跡は2021年7月に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。
縄文時代、この一帯で栗林の人為的な形成をした痕跡があるらしく、たくさんの栗を見つけられる。
駐車場
三内丸山遺跡センターの前に大型車約10台、普通車約500台の大きな駐車場がある。
カーナビで検索する時は「縄文時遊館」と検索すると検索欄に出てきやすい。
アクセス
新青森駅から車
新幹線が止まる新青森駅から三内丸山遺跡(縄文時遊館)まで移動するには、車で約10分程度。めちゃくちゃ近い。
青森空港から車
青森空港から三内丸山遺跡(縄文時遊館)まで移動するには、車で約30分程度。
市営バスを利用するには青森駅まで移動する必要があるので、飛行機を利用する時はレンタカーがおすすめだ。
観覧料金
一般 | 410円(330円) |
高校生・大学生等 | 200円(160円) |
中学生以下 | 無料 |
※( )は20名以上の団体
三内丸山遺跡のレビュー
竪穴建物跡(復元)
縄文時代といえば、竪穴式住居。
当然ながら、電気が通っていないので昼間でも室内は暗い。
昼間でこの暗さである。縄文時代は室内で過ごすよりも屋外で過ごす時間が長かったのだろう。
こんな真っ暗では気が滅入るどころか、何も見えない。
建物の中央には焚き火をしていたであろう凹みがある。室内で直火の焚き火って、火事とか多くなりそうだよね。
大型竪穴建物跡(復元)
居住用に比べて大きな竪穴建物。
室内に入ってみるとかなり広いことに驚いた。キャッチボールくらいならできそうな広さだ。
大型竪穴建物は室内にライトがあり、明るい。集落の集会とかはここで行われていたのだろうか。
六本柱建物跡(復元)
三内丸山遺跡といえば、これ!六本柱建物。
高さは推定14〜23m。マンションなら5階から8階くらいの高さだ。
先ほどの大型竪穴建物と比べても圧倒的な高さがある。
都市計画法によれば、6階以上の建物は高層建築物。今から約2000万年前にこれを作った人達がいるのか!
高床建物(復元)
水害を避け、防虫・通風のために床を地面から離した高床建物も復元されている。
以前に放火されたことがあり、現在は室内に入れないが、近くの台に登って室内を覗けるようになっている。
三内丸山遺跡センター
三内丸山遺跡センターが隣接しているので、縄文文化の理解が深まるので見学をおすすめしたい。
出土した縄文土器や発掘の様子が展示されている。
シンプルな縄文土器から炎を模した複雑な火焔型土器もあり、土器の変遷が見て取れる。
さらに、出土した縄文土器が壁一面に並べられている様子は圧巻!
宝石(ヒスイ)の勾玉があったりと、当時の暮らしぶりに思いを馳せることができる。
土偶のパネルがあったり…
センター内の壁面がおしゃれだったり…
新幹線の時間が迫っており、見学はやめようかと悩んでいたが、これは行く価値ありだ。
三内丸山遺跡のレビューまとめ
三内丸山遺跡。教科書で名前は聞いたことがある史跡で、学生だった当時は何が面白いのかわからなかった。
でも、大人になった今ならわかる。これは歴史の授業で学ぶ価値がある。教科書に載っている場所に実際に行ってみることで分かることがあるのだ。
あぁ〜、小中学生の頃にこの面白さに気がついていれば、学校の勉強も楽しくなっていただろうになぁ。
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