奥入瀬渓流ホテルに泊まった翌日、奥入瀬渓流散策のためにの早起きしたのだが、天気予報は雨。
まぁ、昨日から降ってるしね。降っているものは仕方がない。
とことん、雨の奥入瀬渓流散策を楽しむぞ!
奥入瀬渓流の散策ルート
ルートは石ヶ戸休憩所から子ノ口(十和田湖)
奥入瀬渓流の全行程は焼山から子ノ口(十和田湖)までの約14km、所要時間は4~5時間。
今回の散策ルート、石ヶ戸(いしげど)~子ノ口まで 8.9kmは、全工程の約6割。想定の所要時間は1時間50分。
実際には雨で足元が悪いのと、写真をたくさん撮っていたら3時間30分くらい散策していた。
雨の奥入瀬渓流散策
スタート地点:石ヶ戸休憩所
今回宿泊した「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」からレンタカーで移動して、約10分。散策のスタート地点「石ヶ戸休憩所」に到着した。
星野リゾート奥入瀬渓流ホテルは奥入瀬渓流散策の拠点に最適なホテルだし、ホテルだけでも十分すぎるホテルだった。詳細レビューは「【星野リゾート】奥入瀬渓流ホテルを渓流和室の詳細レビューをブログで紹介」で紹介しているので、ぜひ参考に読んでほしい。
奥入瀬渓流散策は奥入瀬川の流れと反対向きに歩くのがおすすめ。渓流の流れに逆らうように散策すると、波の迫力を感じながら歩けるからだ。奥入瀬川の始点は十和田湖なので、石ヶ戸休憩所から子ノ口(十和田湖)に向けて出発!
見どころ①:石ヶ戸周辺
散策のスタート地点、石ヶ戸周辺は渓流の流れが穏やか。
雨が降っても、奥入瀬川は増水しても渓流に荒々しさはなく、落ち着いた流れを保っている。
奥入瀬渓流は歩道が綺麗に整備されているので歩きやすい。
苔むした橋や、柵のおかげで非日常の雰囲気が出てる。
岩の上に木が生えていたり、ジブリ映画さながらの非日常の世界に迷い込んだみたいだ。
見どころ②:阿修羅の流れ
奥入瀬渓流で最もポピュラーなビュースポット。CMなどでよく見る景色かもしれない。
「阿修羅」の名前通り、激しく入り乱れる川の流れは迫力満点だ。雨の増水のおかげでさらに迫力が増している。これは雨の日限定の荒々しさ!
石ヶ戸周辺が「静」の雰囲気だとしたら、阿修羅の流れ周辺は「動」。とはいえ、渓流のたおやかさも内包していて、神秘的な雰囲気がある。
阿修羅の流れ周辺にある「千筋(ちすじ)」の滝。
晴天ならまるで糸のような細い水の流れなのだが、増水している。それでも十分細い。素麺を食べたくなるね。
阿修羅の流れ周辺は見逃し厳禁のビュースポットが続く。
見どころ③:銚子大滝
玉簾の滝近くのトイレからしばらく歩いていると見えてきたのが…
「銚子大滝」だ。
奥入瀬渓流には14個の滝があるが、最も大きな銚子大滝は目玉の一つで楽しみにしていた。
その迫力は抜群で、雨による増水で水量も増している。しかしながら圧迫感はなくて、ただただ15分くらい佇んで見てしまう美しさがある。
ゴール:子ノ口
銚子大滝を越え、段々と道が平坦になってきた。大きな水門が見えてきたら、ゴールの十和田湖まであともう少し。
奥入瀬川も渓流沿いの道もだんだんと平坦になってきた。
そしてようやく、十和田湖に到着!うーん、真っ白!
雨の奥入瀬渓流散策は楽しいけれど、十和田湖に到着した時の達成感に欠けるのが残念なところだね。
十和田湖周辺にはお土産屋さんと昔ながらのレストランがある。
私は「みずうみ亭」で青森県のB級グルメ「バラ焼き」をいただいた。
焼肉のタレのような甘辛いタレで玉ねぎと豚バラが炒められており、ご飯がすすむ。美味しい。
ヒメマスも気になったが、ちょっと予算オーバーだったのでまた今度。
帰路: 十和田湖→奥入瀬渓流石ヶ戸(バス 約40分)
JRから観光バスが出ているので、それに乗って、石ヶ戸休憩所まで帰る。
来た道をそのまま帰る形になるので、見逃したスポットにも気がつけた。
音声案内が付いているので、行きで見てきた景色について復習ができて楽しかった。
石ヶ度に到着すると人が大勢きていて、駐車場も満杯。
やっぱり早めに散策をしていて正解だったな。
雨の奥入瀬渓流の魅力
雨で真価を発揮する苔(こけ)
奥入瀬渓流は苔の渓流と言われるほど、たくさんの苔が生息している。
苔は雨が降ると瑞々しく美しい姿を見せてくれるのだ。苔が群生している奥入瀬渓流ならではの景色を楽しめた。
ルーペを使ったり、カメラでマクロ撮影をすると生き生きとした苔の写真が撮影できる。
増水した迫力ある奥入瀬川
奥入瀬渓流は、川と歩道(車道)の距離がすごく近い。まるで奥入瀬川と一体化したような歩道を歩くのだ。
雨の奥入瀬渓流は増水し、さらに川との距離が近くなる。
まじかに迫る奥入瀬川の迫力と水の音は日常生活から離れたところに旅に来た気分を大いに盛り上げてくれる。
雨の奥入瀬渓流におすすめの防水装備
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルの売店にはアウトドア用品の売店があるが、できれば事前に準備して使い慣れておくのがおすすめだ。
レインウェア
雨が降っている時は、アウトドア用のレインウェアが必須だ。
防水性能で言えばゴアテックス素材が最強。だが、そこまでの性能はいらない。
気に入ったデザインの物を準備しておこう。
アウトドア用のレインウェアは雨が染み込まず、体から発生した湿気はきちんと逃してくれる。
青森は雨ということを差し引いても寒いので、上着として簡単に羽織れるものがおすすめだ。
トレッキングシューズ
くるぶしを覆うタイプ(ミドルカット)のトレキングシューズがおすすめだ。
雨で増水するとそこら中で水溜りがある。写真のように、歩道に流れが発生している箇所もあるくらいだ。
奥入瀬渓流の歩道は、できるだけ自然の景観を残しているため、道の真ん中に木が横たわって生えていることもあるので、できるだけ足元の装備は固めておきたい。
私はコロンビアが好きなので、「セイバー4」をよく使っているが本当におすすめ。
防水仕様でかつ、足首までカバーしてくれるので長時間歩いても疲れないのが嬉しい。
どんなに雨で濡れても、靴の中までは沁みてこない。帰ってきて靴下が濡れていなかったのには感動した。
防水対応のカメラバッグ
奥入瀬渓流の風景を写真に収めたい!とカメラを持っていく人は防水対応のカメラバッグが必要だ。
撮影するまでカメラを保護してくれるカメラバッグがあった方が良い。私はマンフロットのメッセンジャーバッグを持って行った。
レンズ3本とボディ1個が入り、両手が空くので渓流散策でも活躍した。
できれば、乾燥剤を持っていくと撮影後の湿度対策もバッチリだ。
雨の奥入瀬渓流散策まとめ
雨の奥入瀬渓流は散策大変だったが、前のおかげで苔や木々が生き生きとしていて、より一層、非日常の空間になっていて良かった。
防水機能がある装備を選べば、雨に濡れても大きな妨げにはならない。
旅行の日程に雨の天気予報があれば、前もって購入しておこう。
奥入瀬渓流散策の拠点とした星野リゾート奥入瀬渓流ホテルの詳細レビューは「【星野リゾート】奥入瀬渓流ホテルを渓流和室の詳細レビューをブログで紹介」で紹介しているので、ぜひ参考に読んでほしい。
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