岐阜バスでmanacaを利用する事は出来ません。
なにこの残念仕様と思ったので、経緯を調べてみました。
東海三県バス業界初の独自交通系ICカード・ayuca
ayucaは2006年12月に東海圏ではTOICA(JR東海)に続いて、2番目の交通系独自ICカードです。
東海3県(愛知・岐阜・三重)のバス会社では初の独自交通系ICカードです。
対して名鉄の交通系ICカードmanaca(マナカ)は遅れること5年後の2011年に発行されています。
そして厄介なのがICカードの推進元が異なっているということです。
オムニバスタウン事業の一環であるayucaの導入
2002年に岐阜県岐阜市は国土交通省と警察庁からオムニバスタウンに指定されました。
オムニバスタウンに指定された市は、バス利用促進の補助金が出る為、各地域で施策がされました。
岐阜市の場合、施策の1つが岐阜バスへのICカードの導入、すなわちayucaの導入でした。
ayucaはある意味では公共事業の一環として導入された背景があります。
名鉄(私企業)が導入したmanaca
名鉄が導入したmanaca(マナカ)は名鉄の子会社エムアイシーと名古屋交通開発機構が発行しています。
manacaは公共事業というよりも名古屋鉄道(名鉄)という企業の色が強く出ているのです。
導入元が違うのでayucaとmanacaで相互性を持たせる意味が薄くなったのではないかと私は推測しています。
お互いに勝手にやっていることでしょ!という感じですね。
でもね、岐阜バスも一応名鉄グループなんだよ。
車両も名鉄バスと同じ車両を使ってたりしてんじゃん。
なにゆえ、岐阜バスにmanacaを導入しないんじゃー!!
諦めろ、大人の事情というやつだ
manaca導入の時にayucaも使えるようにしてくれたら良かったのにという地元民からの叫びでした。
岐阜大学までの公共交通手段が岐阜バスしかないんだからさ、通学するときも学生困るでしょ。
TOICAとayuca、もしくはmanacaとayucaの二枚持ち必須よ。
一住民の意見としては相互利用できると便利だなーという想いでした。
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