ロジクール MX MASTER 3Sレビュー!静音性能が向上した至高のマウス

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MX MASTER 3Sを紹介する記事のアイキャッチ画像

至高のマウスといえば、ロジクールのMX MASTERシリーズ

1万円を超える高級マウスなので、購入を検討する際にこんな疑問を持っているのではないだろうか?

  • 高級なマウスって何ができるの?
  • MX MASTERって人気だけど実力は?

結論から言おう。私はこのマウス(MX MASTER 3S)以外で仕事をしたくないくらい気に入っている。

明日から左利きになっても使い続ける自信がある。それほど気に入っている最高のマウスだ。

MX MASTER3Sの特徴
  • 静かなクリック、スクロール音
  • 1,000行を1秒でスクロールできる高速磁気ホイール
  • 複数端末でシームレスに使える対応力
  • 7ボタンごとに登録できるマクロ機能
  • 充電を忘れるバッテリー性能

最高の作業環境を求める人にぜひ試して欲しいマウス、MX MASTER 3Sの魅力を紹介していこう。

おすすめポイント
  • クリック音が静か(90%軽減)
  • Logicool Flowでシームレスに作業
  • ボタン登録で作業効率アップ
  • Logi Bolt対応
いまいちポイント
  • 使い込みによる色変化
  • 1万5,000円弱の高級マウス
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ロジクール MX MASTER 3Sのスペック・特徴

MX MASTER 3Sの全体写真
製品名MX Master3s
サイズ高さ124.9mm×幅84.3mm×奥行き51mm
重さ141g
センサー技術Darkfield高精度 公称値: 1000 DPI
DPI200~8,000DPI(50DPI刻みで設定可能)
カラーグラファイト:MX2300GR
ペールグレー : MX2300PG
付属品Logi Bolt USBレシーバー
商品ページlogicool MX MASTER3S 製品ページ

MX MASTER 3Sのカラーバリエーションは2色。どちらもシンプルな仕上がりだ。

カラーバリエーション
  • ペールグレイ
  • グラファイト

私が購入したのはペールグレイ。この絶妙なくすみカラーに一目惚れして選んだ。

接続方式はBluetoothとLogi Boltの2種類。有線接続はできない

ノートパソコンはBluetooth、デスクトップはLogi Boltという使い分けができる。

前機種(MASTER 3)までのUnifUnifying接続から、3SはLogiBolt接続に更新され、UnifUnifyingレシーバーとの接続はできないので要注意だ。

Logi Bolt(ロジボルト)対応のUSBレシーバーが付属しているので、MX keysなど他のロジクール製品と連携がしやすいのも魅力だ。

さすがは、ロジクールのフラグシップマウス。

Logi Bolt(ロジボルト)とは

より安定・安全な接続を可能にしたロジクール独自の無線通信規格。

参考 Logi Bolt 安全かつ安定したワイヤレス接続

MX MASTER 3と3sの違い

MX MASTER 3Sは、同社の大人気マウスMX MASTER 3のマイナーチェンジ版だ。

2製品の違いを一覧表にしてみた。

MX MASTER 3sMX MASTER 3
イメージ
製品型番MX2300GRMX2200sGR
サイズ‎12.49 x 8.43 x 5.1 cm‎12.49 x 8.43 x 5.1 cm
重さ 141g 141g
ボタン数 7 7
静音
センサー Darkfield センサー 8000dpiまで Darkfield センサー 4000dpiまで
カラー グラファイト グラファイト
ペールグレイ ミッドグレイ
接続方法 Logi Bolt Unifyingレシーバ
Bluetooth Bluetooth
バッテリー 充電式(USB-C) 充電式(USB-C)
電池寿命 70日間 70日間
対応OS Windows/Mac/iPad/
Chrome/Android
Windows/Mac/iPad

サイズや重さ、ボタン数といった外観的な特徴に変更はない。(カラーの変更はあるが)

大きな変更点は一覧表にも色をつけた以下の3点だ。

MX MASTER3からの変更点
  • 静音クリックの搭載
  • センサーDPIが2倍に増加
  • 接続方法がLogiBoltに変更

まずは大きな変更点から紹介していこう。

クリック音を90%軽減

MX MASTER 3からの最大の変更点が、静音クリックの採用だ。

MX MASTER 3SはMX MASTER 3と比較して左右のクリック音を90%軽減

参考:ロジクール公式HP

待望の静音クリック採用が購入の決め手になった人も多いだろう。

実際に使ってみるとマウス特有のカチカチ音ではなく、「ポコポコ」とした音がかすかに聞こえる程度。

確かにかなり静かだ。これなら静かな職場や、カフェ・図書館などで使いやすい

最大8,000DPIの高感度センサー

MX MASTER 3では最大4,000DPIだったが、3sでは最大8,000DPIに倍増

DPIは専用ソフト「LOGIOPTIONS+」から簡単に設定できる。

4Kモニターが一般的になるなかで、より少ない動きでマウスポインタを大きく動かせる拡張性は重要だ。

これからモニターのグレードアップを検討している人も購入しやすい。

とはいえ、私はフルHDのモニターなので2,500DPIくらいで使用している。

UnifyingレシーバからLogiBoltに変更

MASTER 3Sの接続方法はBluetoothとLogiBoltの2種類

MASTER 3のUnifyingからLogiBoltへの変更され、よりセキュアな接続ができる。

レシーバの種類が変わり、前モデルまでのUnifyingレシーバは流用できない

ただし、MASTER 3SにはLogi Bolt用のレシーバが付属しているので、別途購入する必要はない。

ロジクール MX MASTER 3Sを使っている感想

Flowで複数端末をシームレスに切り替え

MX MASTER 3Sの裏側 3このデバイスと接続できる

MX MASTER 3Sは、最大3台のデバイスを登録できる

Mac・Windows・iPad・Androidなど主要なデバイスのOSに対応しているので、手持ちのデバイスから簡単に接続可能だ。

MX MASTER3Sの互換性
  • Windows 10, 11 以降
  • macOS 10.15 以降
  • Linux
  • ChromeOS
  • iPadOS 14 以降
  • Android™ 8.0 以降
 ※WindowsおよびmacOS以外のシステムでは、デバイスの基本機能はソフトウェアなしで動作

さらにLogicoolのFlowに対応

Flow(フロー)とは

Logicool Optionsアプリをインストールした複数の端末間シームレスに移動できるシステム。

パソコン間でテキスト、画像およびファイルを簡単に転送することができる。

参考 Logicool Flow 複数デバイスのコントロールと簡単なファイル共有

例えば左側にWindows PCと右側にMac、2台のPCで同時に作業しているとしよう。

左側のWindows PCのマウスカーソルを右側の画面端に移動させると自動的に右隣のMacへマウスカーソルが移動する。これがFlowだ。

MASTER 3sには、本体の裏側にデバイス切り替えボタンがあるが、このように条件を整えればボタン操作することなく、シームレスにデバイスを切り替えられる。

しかも、テキスト・画像・ファイルのコピー&ペースト(コピペ)に対応しているので、ちょっとしたファイル共有が簡単にできる。

マウスから手を離すことなく、複数の端末で一連の作業が「スッ、スッ」で終わる。めっちゃ便利。

Flowを使うにはLogi Optionsアプリのインストールが必須だが、MASTER 3Sを細かく設定するには必須のアプリなので、購入後はインストールしておこう。

ボタンカスタマイズで作業効率が上がる

MX MASTER 3Sには7個のボタンがあり、それぞれをカスタマイズできる。

MX MASTER 3Sの設定画面

デフォルトの設定は

MX MASTER 3Sのデフォルト設定
  • 左/右クリック
  • 戻る/進む
  • アプリの切り替え
  • ホイールモードシフト
  • ミドルクリック

私は「戻る/進む」ボタンを「コピー/ペースト」に変更している。

アプリごとにボタン登録をカスタマイズできるので、以下のような登録もできる。

  • エクセル:コピー/ペースト
  • ブラウザ:戻る/進む

Adobe製品(Illustrator・Photoshop・Premia Pro)を業務でよく使うので、各アプリごとにショートカットを登録して、作業効率を上げている

以前使っていた「logicool G300s」もだが、マクロ・ショートカット登録ができるマウスは一度使うと、普通のマウスに戻れない。それくらい作業効率が変わってくる。

ショートカットをたくさん使う人ほど、この便利さを体感してほしい。

約70日間使用できるバッテリー

MX MASTAR 3Sのバッテリー表示画面の画像

MX MASTER 3Sのバッテリーはフル充電すると最長70日間使用できる。

MX MASTER 3Sは、フル充電後最長70日、および1分の急速充電で3時間使用できる。

参考:ロジクール公式HP

毎日、仕事で使っているがマウスのバッテリーを気にするのは3ヶ月に1度くらいだ。

もしも、バッテリー切れになっても、1分の充電で3時間使用できる急速充電に対応している。

充電ポートはUSB-C。充電しながら使うこともできる。

ただし、無線接続されていなければUSB-CケーブルでPCとマウスを接続してもマウスは使えない。接続方法はあくまでも、BluetoothかLogi Boltなのだ。

PCからマウスへの給電はできるので、バッテリーが気になる方はPCから給電する擬似有線マウスといった使い方がおすすめだ。

高速ホイールで1,000行以上ある表も楽々編集!

MX MASTER 3Sを握った写真

MX MASTERシリーズ最大の特徴である電磁気ホイールによる高速スクロールは3sになっても健在。

ぶん!っとホイールを回せば、エクセルなら1,000行近くまで一気に到達できる

MX MASTER 3Sは、磁力でフリースピンとラチェットの2モードを切り替え、ラチェットモードもカチカチ感は少なくなっている。

両モードの違いは使っていくうちに指先で感知できるようになり、自然と使い分けられるようになった

動画編集にサムホイールが大活躍

iPadでMX MASTER 3Sを使用しているイメージの写真

動画の編集にPremiere Proを使っているのだが、細かくシーン調整をするには横スクロールが必要だ。

マウスカーソルをいちいち操作していられないので、Master 3Sのサムホイールで横スクロールができるのはかなり便利なのだ。

横スクロールバーをマウスカーソルで操作しなくて良いので、使い勝手がかなり向上

動画編集で作業時間の最も多いシーン調整が楽しくなった。

動画編集以外でも、ブログのプレビュー画面を確認するのにタブ移動を登録して確認が簡単にできるようにしている。

最大の弱点は価格

MX MASTER 3S購入する際に悩んだのが、そのお値段。logicool公式ストアの定価は16,940円。Amazonだと15,400円で販売されている。

今となっては良い買い物だったと実感しているが、マウスに1万円以上出すのは気が引けたのだ。

もしも静音クリックが不要ならば、旧型のMX MASTER 2Sも選択肢に入れてみてほしい。

静音クリックではないが、MX MASTER 3Sとほぼ同じ使い心地。

狙い目はAmazonセール。定価から7,000円くらい値引きされる

ロジクール MX MASTER 3Sはこんな人におすすめ!

まとめると「ロジクール MX MASTER 3S」はこんな人におすすめだ。

  • 仕事の作業効率をあげたい人
  • マウスの持ち運びが少ない人
  • 静音無線マウスが欲しい人

価格が1万円超だが、その価値はあったと実感している。

ロジクール MX MASTER 3SはMX Masterシリーズ待望の静音クリックを手にいれ、より使いやすくなった。

購入を悩んでいる方は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

おすすめポイント
  • クリック音が静か(90%軽減)
  • Logicool Flowでシームレスに作業
  • ボタン登録で作業効率アップ
  • Logi Bolt対応
いまいちポイント
  • 使い込みによる色変化
  • 1万5,000円弱の高級マウス

ちなみにAmazonのマウスパッドもおすすめよ。

価格を抑えて有線マウスで高機能なマウスをお探しの場合は同じくlogicool製の「logicool G300s」がおすすめ。

詳細レビューは「【logicool G300s レビュー】ゲーム以外にもおすすめのゲーミングマウス!マクロの設定方法も紹介」で紹介しているので、ぜひ参考に読んでほしい。

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