通勤、通学の電車の中、寝る前のちょっとした時間に物語を聴きませんか?
私は高校生の頃にオーディオドラマの世界に魅了され、
その後、お気に入りの作品を何度も聞き返しています。
そこで落ち込んだ時や、人間関係で悩んだ時に励ましてくれるオーディオドラマをまとめました。
電車の中や、夜寝る前にオーディオドラマの世界にひたってみませんか?
オーディオドラマとは
いわゆるラジオドラマです。
テレビドラマは映像を介して物語を伝えてくれますが、
オーディオドラマはその名の通りオーディオ、
つまり音声のみでドラマが作られています。
耳で聴く小説をイメージされると良いと思います。
登場人物の声とBGMのみで構成されているので、
家事の合間や、通勤、通学の電車に乗っているときなどに
気軽に聴けます。
オーディオドラマの魅力
声優さん(恐らく素人さん)のレベルが高い。
特に、黒ヤギ、アンダー・ザ・ブルー、肉球スタンプは個人的に聞きやすい声の人ばかりです。
黒ヤギと、アンダーザブルーは女性陣の声は同じ人ですが、物語が全く違います。
というより、私は青い空さんの声と過酸化先生の脚本に惚れてますので、その点はご了承ください。
アニメというより、ライトノベル?
オーディオドラマの物語のテイストはライトノベルに近いと思います。
まぁ、ライトノベル原作のアニメが多いので何をいわんやですが。
耳で聞くので、バトルなどの映像で魅せることはできないですからね。
その分、登場人物の内面が描かれていて面白いです。
想像力で楽しむ
映像がない分、描写は細かいです。
あとは、自分の想像力で物語のシーンを作り出してください。
その作業が面白いです。
小説や、オーディオドラマは映像がない分、感情を推し量る作業が楽しいのさ。
ここで取り扱うオーディオドラマ
・Podcastで配信されているオーディオドラマ
・私が実際に聞いたことがあるオーディオドラマ
以上、2点で構成されています。
黒ヤギは眠れない
脚本:過酸化水素ストリキニーネ
OP:HP(nakano4)
ED:牡羊座流星群(nakano4)最終回のみ
京都で同棲している大学生男女のお話。
男女と書いたのは、カップルではないからです。
ここら辺から、
?!、マジかよ??!
って感じですが、いかがわしい関係もなし。
どこまでいっても、どうにもならないお話だそうです。
対人関係だったり、家族との関係だったり、人間色々あるよね。
心に残っているのはお兄さんの
「好きなものから逃げて、お前は次にどこに行くんだよ」って言葉と
小春の「大学は出てないけど、割り算はできるからね」って言葉。
結構、心に刺さる言葉が多くて、悩んでいるときは心の支えになってる。
めぐみ君(主人公)の家族の呼び方など、細かい描写も面白かった。
主人公のもつヒロイン力が半端ない。
BGMはnakano4(ナカノは4番)さん。オシャレすぎるBGMでした。
このオーディオドラマで知ってから、曲をあさるように聞いてました。
最終回のED:牡羊座流星群はnakano4さんの曲の中で、一番聞いてると思います。
BGMも声優さんも、ストーリーも他のオーディオドラマとは一線を画していると言っても過言ではないかも。
初めて聞く人にお勧めしやすいオーディオドラマです。
正直、このオーディオドラマだけ聞いてくれれば良いです。
アンダー・ザ・ブルー
脚本:過酸化水素ストリキニーネ
OP:『_theblue』歌 : 柿チョコ
ED:『ラセンナワタシ』歌 : irony
不登校の男子高校生のお話。
不登校でも可愛い女の子と話せるのはさすが、ラノベ主人公。
こちらも対人関係のお話。
高校時代って人との接し方分からんくなるよね、分かるよ。
夏河さん(ヒロイン)のパーフェクト感がすばらしい。
ひよりちゃん(黒ヤギのヒロイン)とはまた違った印象です。
姫の説得のシーン(第9話)は自意識過剰な高校生に是非聞いてほしい。
自分の悩みがいかに小さいか分かりますし、勇気づけられます。
化物語の西尾維新のような言い回しが多いです。
EDのラセンナワタシはずっとリピートしてます。
某大学の某教授室からお送りします
脚本:おにぎりワゴン
コミカルなオーディオドラマ。下ネタ多め。
笑えます。それはもう存分に。
声に出す笑いよりも、顔がニヤける笑いです
男子大学生のアホな日常を切り取ったオーディオドラマなので、女性は苦手かも?
忘れたころに聞くと、やっぱり面白い。
真面目なオーディオドラマも面白いですけど、
こういったコメディ寄りのオーディオドラマもいいですよね。
キャッチャーフォー・ユー
脚本:翔
1~3話が主人公メインのお話で、4~5話はヒロインのお話。
ドラマというより、主人公の独白のようなオーディオドラマ。
女性(対人?)恐怖症の主人公と明るい女子高生のお話。
ネットの出会いにこんな綺麗な話があって堪(たま)るか。
主人公の大きすぎる杞憂がダメってなっちゃうかもですが、
それを打ち消すヒロインの明るさが魅力です。
主人公の過去を話す3話は引き込まれます。
4,5話を蛇足に感じちゃいますが、5話のラストはずるい。
あれを聴くだけで5話だけ聞き返すこともあります。
文学少年の孤独
脚本:藤野塔哉
(サウンドクラウド)
いい具合にこじらせている高校生が主人公のオーディオドラマ。
ヒロインよりサブヒロインのドクぺ少女の魅力がすさまじい。
元気、明るい、ポジティブ!
なぜ、主人公はドクぺ少女に惚れないのか?不思議。
くどい描写も多いし、ヒロインと主人公の取っている行動もわけわからんが、
結局最後まで聴いちゃうから面白いと思う。
暗いトーンでお話が進むので、気分がふさぎ込んでいるときは聞いちゃダメ。
暗い話が好きな人はきっと好きになれるオーディオドラマです。
肉球スタンプ
脚本:劇団猫入り玉手箱 Seiron
OP:「朝焼け、君の唄」
歌:佳仙 作曲:ナノウ
ED:「ジェンガ」
歌:栗プリン 作曲:40mP
小説家の主人公と飼い猫のお話。
猫と人間の会話を上手くつなげているので、
最初は言葉が通じているのかと思った。
猫好きな人は猫のこういうツンデレなところが好きなのかな?
実際、可愛いしね。
家庭教師になったあたりから物語が動き出します。
いちゃこらをニヤニヤして楽しみたい人はハマるかも。
まとめ:他にも面白いオーディオドラマはあるよ
ここで紹介したもの以外でも、面白いオーディオドラマはあります。
テロメアの椅子、ライトハンドとか、シンメトリーな報復とかも好きです。
が、ここで紹介したのはとびきりに面白いのです。
魅力を十分に伝えきれない!
黒ヤギだけでも聞いて!
おまけ:オーディオドラマ黎明期(れいめいき)を支えていた2つのサークル
オーディオドラマの黎明期を支えたのは恐らくこの2つのサークルでしょう
・健介(恐らく活動中、たまにYoutubeに動画が上がります)
・劇団猫入り玉手箱(解散後、創作処「彩奏」で活動中)
この2つのサークルが面白いオーディオドラマを続々と投げ入れてくれたので、
今も、Podcastでオーディオドラマという需要があるのでしょうね。
ありがとう!
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