注意:安全な作業については各事業所の指示に従ってください。
私の言っていることが(安全上)間違いかもしれませんので、くれぐれもご安全に。
大学生が短期でお金を稼ぐなら体力仕事のアルバイトです。
当時、パソコン(20万円)が欲しくてアルバイトを探していました。
肉体労働がメインになるので、体力的にはきつかったですが時給は結構良かった思い出があります。
ごみ収集のアルバイトをしたい方に、私のアルバイト経験を少しでもお伝えできたらと思います。
ゴミ収集アルバイトの面接
なんのバイトでも、まずは採用面接を受けないといけません。
私は大学がある地域の自治体のゴミ収集のアルバイトに応募しました。
過去に同じ大学の学生がアルバイトをしており、すんなり受け入れてもらました。
・面接
がありました。
ゴミ収集アルバイトの志望動機
学生がアルバイトをする理由は「お金が欲しい」というだけですが、大義名分を考えます。
「街を綺麗にする仕事をしたい」と書いた気がします。
以下は例ですので参考までに
綺麗な町並みを守るのにごみ収集という仕事に興味を持ちました。
また、ごみ収集は時間通りにゴミを集めることで街の清潔さを保ち、住民の方の生活に寄り添った仕事であるため、志望いたしました。
ゴミ収集の仕事が無いと街にはゴミが溢れてしまいますし、街の清潔さ、衛生も守る、保つという重要な仕事だと私は思っています。
実際は高時給だから興味を持っただけというだけなんですけど、建前は大事です。
面接で聞かれたこと
これは履歴書に書いてあることをテキトーに膨らませて話しました。
特に運動はしていませんでしたが、高校時代は自転車通学で30分かけて高校まで通っていたので、自信がありますと答えました。
先方は「若いし大丈夫でしょ」って感じでした。
大学生の売りは体力と、時間ですからね。
地域住民に挨拶するので、ある程度のコミュ力というか、挨拶力が必要です。
また、移動中はゴミ収集車内で職員の方と一緒なので、その時に雑談ができる程度の会話力は求められます。
どのバイト先も一緒ですね。
体力仕事のイメージがあるゴミ収集の仕事ですが、車に乗って移動する時間があります。
あまり、人と話すのが苦手だと、移動中の方がきついかもしれませんね。
以上で私は無事採用となりました。
夏場はゴミが多いのでゴミ収集のアルバイトは基本的に人手が足りません。
そのため、よっぽど体力が無い人、コミュ力がない人以外は弾かれないと思います。
ごみ収集バイト仕事の内容
基本的には家の前に出されているゴミをゴミ収集車(パッカー車)に積み込むことが仕事になります。
早朝に見かける方も多いと思います。
基本的に仕事は午前中に終わらせて、午後からは残った箇所を回るというスタイルです。
アルバイト初日
ごみ収集のアルバイト初日は研修から始まって、午後から現場に投入されました。
研修の内容は
・ゴミ収集車の乗り方
・ゴミの入れ方
・事故の危険を感じた時の行動
の三本でした。
研修用のDVDを観て、後からゴミ収集車の実物でお手本を見せてもらいました。
「事故だけは無いように」、「事故だけは気をつけてね」とかなり念押しされます。
ゴミ収集のアルバイトは危険が付きまといますからね。
服が引っかかって巻き込まれる、交通事故等、ちょっとした油断が即怪我に繋がります。
そういった危険性があることは認知しておいた方が良いです。
ゴミ収集車(パッカー車)の乗り方
ゴミ収集車は背が高い乗り物なので、中間にステップがついています。
そのステップに左足をかけて、右手でドア上の取っ手(アシスタントグリップ)を握って、体を一気に引き上げる要領で持ち上げ、右足を車内に入れます。
右足をかけると、車内に体を放り込めないので、左足です。
これが慣れてくると楽しくなります。
一人で如何に車内にスムーズに乗るかを研究していました。
前半に飛ばしすぎて後半になるとバテます。
私は最初の1週間、ふくらはぎがパンパンになりました。
ゴミの入れ方
ゴミ収集車のあの口の部分に投げ入れるだけです。
本当はよいしょってゴミを持ち上げて載せるんですが、時間をかけてられませんので、近くから投げ入れるように教わりました。
遠投するように投げ入れてはダメですよ。
基本は下手投げです。
ゴミをオーバースローで投げている人は観た事がありませんし、おそらく肩が外れます。
それと載せる時にずっとゴミを握っているのも危ないのです。
握ったままだとゴミと一緒に巻き込まれる恐れがありますからね。
ただ、ここら辺は各事業所で決められていると思うので、そちらに従いましょう。
事故の危険性を感じたら
ゴミ収集の事故で多いのが交通事故と巻き込まれ事故です。
交通事故はゴミ収集車から降りる時、乗り込む時に起こりやすいので、乗り降りの安全確認は徹底してくださいね。
もう1つは巻き込まれ事故があります。
ゴミ収集車はゴミを潰しながら中に溜め込んで行きます。
その時に作業員が巻き込まれてしまう事故が起きています。
・作業服が引っかかる
・ゴミを握ったまま回転をさせる
とかが事故の元になります。
ゴミを巻き込む時はゴミ収集車の横に立つように教えられました。
真後ろに立っていると、巻き込まれの事故に会うのと、ゴミの汁が飛んできて顔に当たります。
(一度被弾、横に居たのにおかしくない?)
それと、いざという時には緊急停止ボタンが足元と、運転席と、車体横についてます。
ここら辺の安全管理は本当にゴミ取集車のメーカーの努力が見られて興奮しました。。
一番はこういった安全ボタンを使わないことですけれど。
ゴミ収集車に乗ってゴミを集める
ゴミ収集のお仕事開始です。
収集業務は簡単です。
皆さんも見たことがあると思いますが、ゴミ置場のゴミを収集車に載せるだけです。
そこそこの距離を走ることもありますが、5分くらい走って、また車に乗って、すぐ降りて、また5分走る。
意外と体力は削られませんが、炎天下の中だと、汗は出続けます。
水分補給はこまめにしておく事が熱中症の予防になります。
集積所に行くまではおじさんとお話
ゴミをある程度集めたら、ゴミの集積所に行きます。
ゴミ処理場と言うやつです。
その間は、ドライバーのおじさん、ペアになった作業者のおじさんとお話です。
私は知らない人とお話するのが好きなので、全く苦になりませんが、人と話すのが苦手だと辛いかもしれませんね。
ゴミ収集車の職員の方って意外な経歴な方が多いので、お話しも面白いです。
元自衛官の方もいましたし、学校の先生をしていた外国の方もいました。
私のアルバイト先に良い方が多かったのかもしれませんが、基本的には市の職員になりますので、人当たりはとても良かったです。
(委託業者の方も良い人が多かったです)
体育会系のノリに近いものがありますので、兄貴肌の方が多かった印象です。
まぁ、とりあえず大きい声で話に相槌しておけばOK!みたいな所はあります。
マンション・団地のゴミ収集は辛い
ゴミ収集で一番辛いのは長距離を走ることではなく、マンション、団地などのたくさんの人が住んでいる場所のゴミ収集です。
本当にゴミの山になっているので、ドライバーさんも手伝ってくださいます。
しかし、詰めども詰めども、ゴミの山。
ゴミの量が多く、臭いがこもってますし、これが一番辛い作業でした。
リサイクル品の回収は楽かも
じゃあ、ゴミ収集のアルバイトで楽な作業はなんでしょう?
それはリサイクル品の回収です。
ペットボトルや、紙類ですね。
基本的に臭いもありませんし、ゴミ自体も軽いです。
作業者さんも年配の方が多いので、可燃ゴミの回収のようにお兄さんについていくというより、「そんなに慌てんでいいよ」と言われることが多く、ゆとりを持った作業でした。
もちろん、学生のバイトは可燃ゴミに回されることの方が多いですが、たまにリサイクル品の担当になるとラッキーっと嬉しかったですね。
体力について
一般男性くらいの体力があれば大丈夫です。
アルバイトならって条件付きですけれど。
というのは、職員の人が「ここは降りなくていいよ」って言ってくださることが多く、すごくこちらの体力に気を使ってくださいます。
普通の大学生の体力なら大丈夫です。
ゴミの臭いについて
ゴミ収集のアルバイトで気になるのはゴミの臭いですよね。
これに関しては臭いが無いわけはないので、慣れです。
というより、このバイトをすると決めた時点でわかっていることだと思います。
それと、私のいた事業所ではお風呂に入っていけるので(時間外)さっぱりとした気分で帰れました。
アルバイトなら、作業服、作業靴は貸し出してもらえると思います。
ですから、私服に臭いがつくこともありません。
私服に臭いが付いたら嫌だなと思っていましたが、心配する必要はありませんでした。
ゴミ収集アルバイトの朝は早い
ゴミ収集車が午後に走っているのを見る事って少ないですよね。
理由は朝早く回収業務をして、午後はその残りを片付けるというサイクルで仕事をするからです。
午後の取り分も午前中にやっちゃえって感じです。
だいたい、朝の連ドラが終わる(8時15分ごろ)とラジオ体操(ごみ収集ver)をしてごみ収集に向かいます。
ラジオ体操は腰回りのストレッチが入念でした。
ゴミ収集は腰を痛めている方が多かったですね。
結果、朝自宅を出る時間が早くなりますので、朝が苦手な方は克服する良いチャンスになりますよ。
時給について
私のバイト先は時給ではなく、日給で支払われました。
時給換算にすると1200円くらいでしたかね。
これは昼休み時間も含んで時給計算をしてますので、もう少し良い金額かもしれません。
朝が早いので一日バイトになってしまいますが、私は月に20万円いただけました。(頑張った)
短期で高額なバイトを探しているならやってみる価値は大いにあります。
まとめ:体力のある学生ならやって損は無い
大学生は体力に不安のある人は少ないと思いますので、ゴミ収集のアルバイトはやって損はないバイトだと思います。
アルバイトをして思ったのが、普段何気なく見ているゴミ収集ですが本当に作業をされている方には頭が下がります。
体力仕事は大変です。
ご安全に!
求人について
私の場合、求人を大学の掲示板で見つけましたので、
ネットの情報もいいですが、大学の掲示板も捨てたもんじゃありませんよ。
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