理詰めのアイデアを感情で動かせ!映画「殿、利息でござる!」を観た感想

映画の感想

今更ながら、映画「殿、利息でござる!」を観ました。

時代劇ですので、少し抵抗がありましたが阿部サダヲさんが主演ということでコメディテイストだろうと思い観ることにしました。

私はちょうど、簿記の勉強中だったこともあり、とても楽しく観ることができました。

コメディテイストの時代劇だから、無理なく観られる

映画『殿、利息でござる!』予告編

予告編を観ていただくとわかるようにコメディタッチの時代劇映画です。
ただ、本編は予告編と違って骨太のストーリーです。

それでいて、軽快なテンポで話が進むので、私のように時代劇に親しみが薄い方でも、楽しく観ることができました。

大まかな話の流れは、税金に苦しむ町民の為に商人たちが知恵とお金を出し合うというお話です。
お役所というのは、どの時代も税金を取るもので、どの時代も苦しむのは働いている人達。
私も社会人になって、納税の義務が発生し、「こんなに納めるのか」と思いました。

現代ですら、税金が高いと苦しんでいるのに、江戸時代なんて言ったらとても大変だったと想像ができます。

そんな中、逆にお役所から利息という形でお金を貰おうという考えを起こし、実行したのだから凄いですよね。

お金を集める考え方は現代風

一千両=3億円を集めるのに奔走した人達ですが、どうやってお金を集めたのか。
端的に言えば質素倹約と、共同出資です。

毎日少しずつ、節約して、出費を減らしてお金を作る。
どの時代もお金を作る為にはまず節約だったみたいです。

そして、共同出資を行う。
町内のお金持ちの人がお金を出し合うことで、3億円という大金を作る。
今風に言うとクラウドファインディングですかね。

見返りは商品ではなく、町の再興だったわけですが。

知識人と、無鉄砲の組合せ

そもそも、思いついたのは瑛太演じる、町のお茶屋さん。
そして、実行を仕掛けたのが阿部サダヲ演じる町の酒屋さん。

お茶屋さんはどちらかというと知識人とお金の回し方のセンスがある人で、酒屋さんは実行力があり、周りを巻き込むのが上手です。

町を救う為の具体的なアイデアを思いついたのがお茶屋さん。
周りを巻き込んで実行したのが、酒屋さん。

二人が居て初めて実行できたアイデアだったんでしょう。

理詰めのアイデアを実現するのは感情による説得

もともと理詰めで考えられたアイデアではあったけれど、最終的には感情で3億円を集めました。

町民は自分たちの町のお金持ちが動かなければ、自ら説得して回ります。
しかも自発的に。

自分たちの町だけお金を出資していないとなれば、自分たちの町の立場がなくなる。
結果論かもしれませんが、町民の当事者意識を喚起して、感情を動かしているんですよね。

理詰めのアイデアを実現するのは、結局日、人間の感情によるもの。
もともと、町は商人と農民の町だったのもあるのでしょうか、みなさん説得が上手です。

過去の偉人達を引き合いに出して、説得する様は漢文を読んでいるようで面白かったです。

富と貧を分けるもの、利息を払うものか、受け取るものか

この映画に引き込まれたのは、町民たちでお金を集める経緯と、家族代々が町の為を思い行動を起こしている所なのですが、私の心に残ったのはお役所側の発言でした。

富と貧を分けるのは利息を払うものか、受け取るものかの違いだけだと松田龍平が言い切るシーンです。

まさにその通りだなと。
やはり、手数料(利息)ビジネスはどの時代も強いのよ。

それを藩の人間が熟知していること、そして会計係が知っている事に私は感動しました。
なんというか、リアルというか。

松田龍平さんは最後まで悪役ですが、悪役のエリートってなんか好きになるんですよね。

というより、最後のシーンあれは絶対、松田龍平が裏で殿を説得してるでしょ。
そういうところが好き。

まとめ:映画のタイトルで敬遠されている方はぜひ観て欲しい

映画のタイトルが「殿、利息でござる!」で主演が阿部サダヲですからね。
コメディ要素の強い時代劇だと思っていると、あっさり裏切られます。

町を救うために奔走した一家と、町民たちの感動ストーリーでした。
コミカルなタイトルですが、リアリティ溢れる展開と、テンポよく進むストーリーが観ていてとても楽しかったです。

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私も、プライムで観ました。

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