TEDのプレゼンはやる気にさせてくれるものが多いです。
焦燥感を煽ったり、逆にあなたには力があると励まされたりと、一流の人たちの言葉がyoutubeで無料で聴けるのは嬉しいですね。
この記事では、やる気を引き出したいときや、落ち込んでいる時に私が観るオススメのTEDトークをご紹介します。
どれも5分から、長くても20分のプレゼンですので、ちょっとした時間に観てはいかがでしょうか?
快適さが人をダメにするのはなぜか|ビル・エクストロム
複雑性の中にいてこそ人は成長する。
決まりきった毎日の中にいては、人は成長できない事を教えてくれます。
簡単にまとめてしまえば、ストレスやリスクがある世界こそ成長があるということです。
このTEDトークの中でお気に入りの例え話が金魚鉢の金魚の話です。
金魚鉢の中は安全だけど、金魚鉢以上に大きくなることはできません。
逆に池の中に行けば、もっと大きく立派な金魚になれるかもしれないのです。
食べられてしまう可能性もありますけどね。
急成長できる環境に身を置くためには
・強制的に落としこまれる(会社をクビになるとか)
・他人に導いてもらう(教師、コーチ、上司に導いてもらう)
・自分で入り込む(自ら複雑性を選択する)
の3つの方法があります。
秩序ある生活は快適ですけれど、時には複雑性の世界に飛び込んでみたくなります。
それと、プレゼンターのおじさんの手が短くて可愛いです。
理想のキャリアを築けない理由|ラリー・スミス
理想のキャリアを築くためには、自分自身の情熱を知る必要があることは、ご存知の通りです。
打ち込めるもの、情熱を注げるものを見つけられれば、私たちの人生は理想のものになるでしょう。
でも、私たちは情熱を注げるものを探そうとしません。
加えて、情熱を注げるものを見つけても、今度は行動を起こしません。
どちらも、理由は同じです。
失敗することで、自分が傷つくのが怖いから。
このTEDトークには厳しい言葉を次々と投げつけられます。
私のように思い当たる所が多い人ほど、耳が痛くなる思いをすると思います。
私たちは人間関係を言い訳にする事もあります。
配偶者が、親が、子が…みんなの幸せの為に私は夢を追わないのだ。と言うように。
しかし、TEDトークの中にあるように親が子供を諭す時に
「私にも夢があった、でも、お前が生まれてしまったんだ」
と言えるかというと、どうでしょう?
自分が親の立場になった時に
「私のように夢を追いかけて頑張れ!」
と言える未来が、理想の未来なのではないのか?
夢中になることが見つかっていない人、見つかっても行動が起こせない人に是非観て頂きたいTEDトークです。
内向的な人が秘めている力|スーザン・ケイン
内向なことは悪い事という考え方に物申すTEDトークです。
自分との対話の時間を持つ事で、アイデアや生産性を生み出すと彼女は説きます。
会社も学校も外向的な人が目立ちますし、良い人と認識されますよね。
彼女も外向的であることが悪くて、内向的であることが良いと言いたいわけではなく、バランスを取るべきだと言います。
開放的なオフィス、グループワーク中心の教育、どちらも良い面があって考え出されたものです。
しかし、仕事にもっとプライベートな空間があっても良いし、自分一人で考える作業があっても良いのです。
内向的であることに引け目を感じて、無理に明るく振る舞う癖がある人間が聞くと肩の荷が降りた気がしました。
inside the mind of a master procrastinator |Tim Urban
コミカルなお猿さんの絵が印象に残ります。
私たちはついつい、物事を先送りにしがちです。
そんな時は、頭の中のお猿さんが快楽(楽さ)へ舵をきっていると言うのです。
そして現れるパニックモンスター(締め切り)。
夏休みの課題のやり残し、ずっと手を付けていない仕事。
それらを締め切り直前に一気に片付けた事。
きっと、誰もが経験した事があると思います。
残りの人生の日数を見える化する事で、猿に自分の操舵を握られず、やるべき事に集中できます。
まぁ、時間が空いた時にやりますか。
幸福と成功の意外な関係|ショーン・エイカー
このTEDトークはスピーカー(話し手)が面白く話を進めるので、ついつい聞き入ってしまいます。
幸福になるためには成功するしかない。
もしくは、成功しているから幸福である。
私たちは幸福と成功をこのように考えがちです。
しかし、このTEDトークでは幸福であることが成功するための近道だと教えてくれます。
幸福であること、すなわち脳がポジティブに物事を捉えている時に私たちのパフォーマンスは上昇するのです。
そうすることで、成功に近づき、さらに幸せを感じられる良い循環が生まれます。
では、幸福を感じるために何をするか。
1日に3個、良いこと、感謝していることを書き出す。
これを21日間続けることだそうです。
すると、脳が勝手に幸せを見つけて来るようになり、幸福を感じられるようになるそうです。
成功したから幸せなのではなく、幸せだから成功できる。
これが、成功と幸せの意外な関係なのです。
必要なのは10分間の瞑想だけ|アンディー・プディコム
このTEDトークの一番最初の問いである
「あなたが最後に何もしていない状態だったのはいつでしたか?」
に、そういえばいつだったろうかと思ったのは私だけでは無いはずです。
現代人は心をいつもせわしなく動かしており、世界に反応するだけになっているとプレゼンターのアンディーは言います。
そこで、瞑想をして、「今、ここ」を感じる必要があると提言します。
瞑想といえば「心を無にする」と言うイメージが私にはありました。
実際には「今、ここに集中する」と言うことが本来の目的のようです。
このTEDトークでは、細かな瞑想のやり方ではなく、瞑想によって得られるメリットを紹介しています。
1日に10分だけ、一歩引いて「今、ここに集中する」をできるようになれば、働きすぎた心を休ませることができるのです。
成功者だけが知る、8つの秘密|リチャード・セント・ジョン
成功するにはどうしたら良いか?
プレゼンターのリチャードは飛行機の中で少女に尋ねらます。
その少女だけでなく、どうしたら成功できるか考えている人は多いと思います。
TEDのメンバーに共通する8つのことを続けることで成功できるとリチャードは言います。
1.熱意
2.働く
3.特技
4.一点集中
5.押す
6.人の役に立つ
7.アイデア
8.貫徹する
この8つが成功の鍵です。
そんなことは知ってるけれど、できないよと思った方は
「理想のキャリアを築けない理由|ラリー・スミス」
を見てみる事をオススメします。
マット・カッツの30日間チャレンジ|マット・カッツ
何かを始めたいと思っていても、なかなか始められない事ってありますよね。
私の場合、始めたのに続かないなんて事もしばしばです。
このTEDトークでは、自分が生活に取り入れたいと思っていた事を30日間行ってみる事をすすめられます。
トーク自体は3分しかありませんが、「やってみよう」と思わせてくれます。
30日チャレンジのメリットとしては、
・自分がどこで何をしていたのか明確に思い出せる
・小さな変化を習慣にするのにちょうど良い期間
・マンネリからの脱却
など、色々とあります。
グーグルのエンジニアが自己紹介の時に気後れすると言うのは面白いですね。
How to gain control of your free time|Laura Vandetkam
タイムマネジメント(時間管理)についてのTEDトークです。
タイムマネジメントの専門家である彼女が言うには、「時間がない」=「優先順位が低い」という事です。
「2時間のTVを録画して、CMを飛ばす事で32分の時間が生まれます。
でも、もっと簡単に30分の運動時間を確保する方法があります。
それは、2時間もテレビを見ない事です。」
なるほど、確かに!と思いました。
この例では運動の優先順位がテレビを観る事よりも低くなっています。
私たちは時間管理というと、どうしても小さな時間を節約して大きな時間を生み出そうとします。
しかし、そうではなく、大きな視点で時間を捉えることが必要だと彼女は説きます。
私たちには、1週間で168時間も自由に使える時間があり、その時間を自分がしたいことから埋めていくべきだと言うのがこのTEDトークのポイントですね。
時間を言い訳にしてしまいがちな私には耳が痛いTEDトークの一つです。
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