岐阜を出る事、6時間。松本城観光も束の間、次の目的地に向かいます。
とは言っても、松本城から徒歩15分で到着ですが。
松本城観光をするにあたって、私の趣味にぴったりの博物館が2つありました。
それが、松本市時計博物館と日本ラジオ博物館。
どちらも小ぶりな博物館ながら魅力十分な博物館でした。
松本城から徒歩15分・松本市時計博物館
松本城から南に歩き、女鳥羽川を越えると大きな振子時計が目印の 松本市時計博物館が見えてきます。
松本市博物館は本田親蔵(ちかぞう)氏が生涯をかけて収集した時計の数々が展示されています。
ところで、時計には大きく分けて2つの時間の示し方があるのをご存知でしょうか。
1つ目は定時法という季節に関係なく、一日の時間を等分して時間を示す方法で、西洋で発達しました。
我々が現在もっともよく使う時刻を決める方法です。普通の時計だと思ってもらえれば良いです。
2つ目は不定時法という、季節で時間が一定でない時間を示す方法です。
日本では明治6年1月1日に定時法が導入されるまでは不定時法でした。
ですから、西洋の時計は定時法、日本の江戸時代までの時計は不定時法です。
松本市時計博物館では、西洋時計と和時計の2つが動く状態で展示されています。
ちなみに、西洋時計はザビエルが伝えたとされます。
今となっては珍しい和時計を動く状態で見られるというのはかなり貴重ではないでしょうか。
個性的な時計の数々
以下から私が気になった時計をいくつかご紹介します。
理髪店むけに数字と文字が反対向きになった時計。鏡ごしに見る事が想定されていたんですね。
おしゃれな舵輪振時計。こういう置き時計にロマンを感じます。
ステンドグラスに時計をはめ込むという発想ですよ!
これら以外にも個性的な時計が数多く収蔵されていますので、ぜひ足を運んでみてください!
時計の博物館だけど、蓄音機に感動
その名の通り、時計の博物館なのですが、土曜、日曜、祝日は博物館3階で蓄音機の演奏会があります。
この音色がまた抜群で、聴き入ってしまいます。
博物館のおじさんに話を聞くと、蓄音機のお値段は未だと車が買えるほどの金額。
いつの時代もオーディオオタクはお金をかけるもんです。
演奏会がある日に行けた場合は必聴ですよ!
注意点①:松本市時計博物館には駐車場がない
松本城から徒歩圏内ではあるのですが、私は車で立ち寄ろうとしました。
しかし、松本市時計博物館に駐車場はありません。
近くにパルコの駐車場(有料)があるので、そちらを利用しましたが、松本城に立ち寄っている場合は車は駐車場に置いたまま、歩いて向かった方が良いです。
一方通行の道もあるので地元の方以外は周辺は車で走りにくいですしね。
注意点②:館内にエレベーターはなく、階段で昇降する
比較的小さな博物館ですので、館内にエレベーターはありません。
足の悪い方は階段での移動が少し大変かなと思います。
1階から2階は螺旋階段、2階から3階へは事務的な階段を登らねばなりません。
・休館日 毎週月曜日(種期日の場合は翌日休館) 年末年始
・入館料 大人300円 小・中学生 150円
・駐車場:なし
昭和レトロを味わう!日本ラジオ博物館
日本ラジオ博物館は個人の方が収集しているラジオを展覧している博物館です。
ラジオ好きなら絶対に行った方が良いです。
ドラマや映画でしか見た事がないような、古いラジオから、なぜか古い扇風機なんかも展示されています。
そして、初代ウォークマンやiPodなど近年の商品も展示されていますので、好きな方は絶対にテンションが上がります。
懐かしいラテカセ(ラジオとテレビが一体になっている)や、馬鹿でかいラジカセなど香ばしい物が所狭しと展示されています。
江戸時代の蔵を改装した博物館は趣きもバッチリです。
江戸時代の蔵だけあって、天井は低いし、階段も急ですがそれもまた味に思えます。
入館料は500円と少しお高めですが行って損はないです。
・休館日 毎週月曜日(種期日の場合は翌日休館)
・入館料 大人500円 15歳以下 200円
・駐車場:なし
松本城に行ったら立ち寄りたい博物館
どちらの博物館も小ぶりですが、収蔵品の多さに満足できるはずです。
松本城に行ってみたけど、少し時間を持て余しそうになったら、足を運ぶことをおすすめします。
この後、高速道路で岐阜に帰りました。
大きな混雑もなく、3時間ほどで自宅に着きました。
やっぱり高速道路っていいね。お金で時間を買うとはこのことです。
久しぶりに長時間の運転でしたが、無事故・無違反で無事帰ってこれてよかったです。
こういう弾丸日帰り旅行も良いなと思ったお休みでした。
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