第二種電気工事士 実技試験当日の持ち物と試験の流れ 試験会場の雰囲気も紹介

会社からの命を受け、第二種電気工事士試験の実技試験を受験した。
第二種電気工事士試験会場の受験票
実技試験は候補問題を実際に組み立てる試験だ。

学科試験と違い、練習しても時間が足りなくなる場合が多い。

そこで、少しでも受験の緊張をほぐせるように実技試験当日の持ち物と試験の流れ、試験会場の雰囲気を紹介する。

※以下は、私が受験した令和4年度第二種電気工事士上期試験の実技試験受験をもとにしている。

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第二種電気工事士 実技試験当日の持ち物

持ち物①:受験票

第二種電気工事士試験会場の受験票
試験日の2週間前に郵送される。

試験者情報の他に試験会場や持ち物が記載されている。

受験票は試験中に本人確認と同時に回収される。受験票を切り離していない場合は、切り離すように指示を受ける。

忘れた場合の代替措置

試験当日に受験票を忘れた場合は、会場のスタッフの案内に従い代替措置を受けることが可能だ。

恐らく、本人確認が行われるので身分証明書(運転免許証やマイナンバーカード等)があったほうが良い。

持ち物②:文房具

第二種電気工事士試験で使った文房具
HBの鉛筆又はシャープペンシル、鉛筆削り、プラスチック消しゴムが使用できる。

筆箱ごと出しておくことも可能だった。

色鉛筆や色ボールペンの使用も可能なので、複線図を色分けして描ける。

電卓は使用禁止

使うことはないと思うが、電卓の使用は禁止されている。

コードの長さは暗算できるようにしておこう。

持ち物③:時計

第二種電気工事士試験で使った腕時計
腕時計やテーブルサイズの置き時計、ストップウォッチを使用できる。

試験会場には壁掛け時計がない場合があるので、忘れず持っていこう。

スマートウォッチは使用禁止

通信機能がついた時計は使用禁止だ。

スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは身につけない方が無難だ。

持ち物④:工具

練習の際に使った工具(ホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット)をそのまま持っていった。

筆箱同様、工具箱(袋)を机の上に置いても問題はない。

試験前日に忘れ物がないか確認しておこう。

・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・ペンチ
・ウォーターポンププライヤー
・圧着工具
・VVFストリッパー
・電工ナイフ
・布尺

私はどうしても布尺に慣れなかったので、メジャーを使った。

上記以外の工具も使用できるが、以下に示すように禁止されている工具もあるので注意が必要だ。

電動工具は使用禁止

電動工具は使用禁止だが、それ以外の工具は使用できる。

私もメジャーを使用した。

回路計(テスター)等の計測機器は使用禁止

練習の際に回路計(テスター)を使って確認することもあると思うが、試験当日は使用禁止。

回路計(テスター)が使用できると回路の確認ができて安心なんだけどね。

第二種電気工事士 実技試験当日の流れ

第二種電気工事士試験会場の看板

⓪試験会場の確認

第二種電気工事士試験の案内
試験場に着いたら、受験票を見ながら自分の席を探す。

机の端に、受験番号と氏名が書かれているので間違える事はないと思う。

机の上には注意事項が書かれた「受験者のみなさまへ」と厚紙の保護板が置かれている。

注意事項について説明がされるまでは複線図の確認や工具の準備をして過ごす人が多い。

①受験上の注意について説明

第二種電気工事士試験受験上の案内
試験開始の40分前に受験上の注意の説明が始まる。

会場スタッフが注意事項等を読み上げてくれるので、しっかり頭に入れておこう。

②入室禁止時刻

試験開始の35分前に試験会場への入室が禁止となる。

この時刻以降は遅刻はもちろん、一時的な退出後の入室も不可能になる。

お手洗いに行った後も入れなくなてしまうので、早めに済ませておく方が良い。

その後、試験問題と試験材料が配布される。もちろん、中身を見ることは禁止。

第二種電気工事士試験受験上の案内

試験用紙は表紙に試験材料が書かれており、紙も薄いので候補問題の何番が出題されているかなんとなく分かる。

試験に使う材料は段ボールに梱包されて渡される。

入室禁止時刻から材料確認までは約20分ほど時間が空くので気持ちを整理させておこう。

③材料確認時間

材料の確認時間は10分。

第二種電気工事士試験の試験材料リスト

試験材料に過不足がないか確認しておこう。

配線に使うケーブルは試験問題の表紙よりも10mmほど長く切られている。

試験開始後に材料の交換は一部を除いて不可能なため、確認は念入りに行う。

作品に取り付けるタグの記載もこの時に行う。

④試験開始

試験時間は40分。

練習してきた成果を出す時!

いつの間にか時間が経っていることがあるので、時間配分に気をつけよう。

⑤試験終了

試験終了のアナウンス後に作業を続けていると不正行為になるので、直ちに作業をやめよう。

私の時は1列ずつ退出指示が出され、退出票を持って退出をした。

問題用紙や工具、文房具など忘れ物に注意。

第二種電気工事士 実技試験の雰囲気

複線図のメモは保護板がおすすめ

試験用紙の空きや保護板にメモを書くことができる。

複線図を書いてから作業に移る場合、保護板に書くと作業しやすかった。

作業机は一般的な長机

私が受験した試験会場の作業机は一般的な長机で、二人掛けで使用した。

普段使用している机が大きい人だと手狭に感じることもあると思うが、上手にスペースを活用したい。

私が練習していた座卓よりはスペースがあったので本番の方が作業環境が良いという喜んでいいのか、悲しんだ方が良いのか…

試験終了までアナウンスはない

試験開始から終了まで、会場スタッフからのアナウンスはない。

時間の経過を知る術が時計を確認するしかないので、自分が思っている以上に時間が経過していた。

作業の時間配分にはくれぐれも気をつけてほしい。

技能試験は時間配分に気をつけて!

練習の時には30分くらいで完成するようにしていたが、試験当日は時間が足りないと感じた。

やっぱり、緊張で手が震える。

私が受験した会場では候補問題No.1が出題され、自身があったこともあり力が入り過ぎていたのかもしれない。

これから受験される方は、肩の力を抜いて持てる力を出し切ってほしい。健闘を祈る!!

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