NHKスペシャルで、放映されていた「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり」をなんとなく居間で見ていた。
美空ひばりといえば、昭和の歌姫だが、平成生まれの管理人だが、演歌や歌謡曲が好きな事もあり、「愛燦燦」や「川の流れのように」を聞いた事がある。
確かにすごい歌手だという事は知っていたが、そこまで好きというわけではなく、あくまで昔の偉人、有名人みたいな感じだった。
それが、近代のAI技術や音声合成の技術で蘇るらしいと、そこまで期待はしていなかった。
しかし、見事に裏切られた。素晴らしい曲、歌声だった。
とりあえず、聞こう!!ね!

秋元康の歌詞が秀逸
個人的に秋元康さんのイメージは正直よくなかった。
というよりも、作詞家というイメージよりマーケターのイメージだった。
AKB48のプロデューサーとしてのイメージが強すぎたため、昔は良い詩を書いていたらしいけど、今は女の子を水着にして歌って踊らせている人みたいなイメージだった。
おニャン子クラブで一番人気だった子と結婚って、自分好みの女の子集めて嫁さん募集してたんかい!って感じだった。
めっちゃくちゃ失礼だけどね。
でも、「あれから」の歌詞はなんだろう、美空ひばりの曲だった。
以下、歌詞の抜粋です。
「今でも 昔の歌を 気づくと 口ずさんでいます」
「何度も歌った歌を もう一度 歌いたくなります」
もうね、美空ひばりさんが、天国から歌ってくれているような歌詞だったし、
「振り返れば 幸せな 時代でしたね」
なんて歌詞は、もう、ひばりさんが活躍していた時の時代と重なって、その時代を生きていない私にも実感が籠もって聞こえた。
やっぱりすごいや秋元さん!って手のひらグリングリンになった。
で、秋元さんの歌詞見直してみたら、AKBの曲も普通に歌詞が良くて驚いた。
水着のイメージが強すぎたのと、当時AKBの曲が流れすぎて食傷気味だったんだわ。
脱帽!YAMAHAの音声合成技術
番組の宣伝を見た時に、音声合成技術といえばYAMAHAの「Vocaloid」だろうなと薄々思っていた。
実際に、美空ひばりさんの歌声も「Vocaloid」の技術を使った物だった。
管理人は初音ミクの黄金期と中学、高校時代がバッチリ重なるので音声合成技術の曲は違和感なく聞けるし、ボーカロイドの曲を漁っていた時期が長いので参考にならないが、すごい自然に聞こえた。
というより、同じボーカロイドでも初音ミクには悪いが、同じボーカロイドじゃないぞ、あれは!
高音の伸ばし方だったり、くせみたいなのが「人間・美空ひばり」を感じたもの。
確かによく聞けば、音声合成ぽさは残っている。
残っているけど、ヘッドホンをして聞けばわかるけど、TVやスピーカーで聞く分には正直、AIって言われなければ違和感を感じないのではないか。
今回、蘇った美空ひばりさんの歌声は、過去の映像から抜き出してAIで解析したらしい。
しかも、美空ひばりさんの長年のファンから意見をもらって調整に調整を重ねている。
ヤマハの技術者たちのこだわりを感じたし、音声合成の技術の進歩に脱帽だった。
CD発売はナイスな判断!
当初、AI美空ひばりの新曲「あれから」はCD発売の予定はなかったらしい。
しかし、番組放送後の反響がすごくて12月18日にCDとカセットテープが発売された。
そして、デジタル配信では先行して11月27日に配信されていた。
CD発売は素直に嬉しいし、カセットテープの販売は美空ひばりファン層が扱いやすい機器でという配慮だと思う。
管理人はもっぱら、デジタル配信の「Amazonミュージック Unlimited」で聞いている。
以下のバナーリンクから無料体験ができるが、まずはYoutubeで見て欲しい!無料だし!!
この曲で美空ひばりをしる若者も多いと思うので、本当に手広くやったなぁという印象ですね。
2019年 紅白歌合戦に出場予定
「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり」だけかと思われたAI美空ひばりの出番はなんと、紅白歌合戦にも出るらしい。
NHKの公式サイトでアナウンスしているので間違い無いでしょう。
3Dグラフィックもかなり手が込んでいたので、大晦日の楽しみにしたい。
令和初の紅白歌合戦に昭和の歌姫が蘇るのだ。
素晴らしい出演になることを願ってやまない。
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